やめられなくなる、小さな習慣のまとめと感想→小さな習慣の大きな威力が分かる良書!

私の愛しいアップルパイへ

この愛すべきブログで何度も取り上げているテーマの一つに「習慣」があります。私は習慣こそ人生の扉を内側から開く鍵だとも思っています。とはいえ、習慣が重要などということは誰でもご存知でしょう。あなたのような賢人であるならば特に。

しかし、習慣の重要さを理解することと、実際に習慣化することには大きな違いがあります。コカ・コーラとペプシ・コーラくらいの違いがあります。どんなに小さな習慣であろうとも、それを実際に習慣化するのは大変なことです。

毎日1回腕立てをすること。6日に1回切ること。毎日ミッションステートメントを読むことなど、いずれも1〜2分で終わることですが、それでも習慣化するのは決して簡単なことではありません。

習慣の重要性は理解しつつも、なかなか習慣化が進まない。そんなラビリンスに迷い込んだ私が手に取ったのが佐々木正悟さんの著書「やめられなくなる、小さな習慣」でした。

▼本書の冒頭で佐々木正悟さんはこう語ります。

「小さな習慣」を身につけることについて解説しているビジネス書・自己啓発書についても個人的には良書が多いと思います。少なくとも「明日から100億稼ぐようになる」といった趣旨より、「小さな習慣」は地味でも現実的であり、多くの人にとって福音となるでしょう。

ただ、「小さな習慣」は、あまりにも「小さな習慣を身につけよう」だけになりがちです。それが言うほど簡単でないという点を軽く扱いすぎています。

やめられなくなる、小さな習慣」 p29 by 佐々木正悟

本書は行動科学などの心理学の知見をベースに、小さな習慣のパワフルさと具体的な実践方法を教えてくれる実に実用的な良書でした。これまで7年に渡って佐々木正悟さんの記事や著書を読み漁ってきた私としては、これまで佐々木さんから学んだことの中核が凝縮されており、自称佐々木イズムの継承者たる私としては待ちわびた一冊でした。

取るに足らない小さな習慣の大切さが現実を突破する鍵だった

正直に告白するなれば、かつて私は「小さな習慣」を小馬鹿にしていました。22時に寝ることや早起きして自分の時間を作ること、日記を書くいたり毎日自分の信念を読み直したり、そんなみみっちいことばかりに気をかけるのは本質を見失った愚鈍な行為に思えました。

なんと言っても、私の愛したロックスター達はそのような小さな習慣を根本から否定するクレイジーな奴らばかりでしたから。彼らは人生の原動力が「酒と女と薬と乱痴気騒ぎと反体制」だとは言いましたが、記録をつけるとか日記を書くとか小さな習慣をルーチン管理するとか、そんな小さなことは決して言いませんでした。

例えばミック・ジャガーやジム・モリソンがそのようなことにちまちま取り組んでるイメージを描くのは極めて困難でしょう。ですから、氷のように純粋な心を持つティーンエイジャーだった私にとって、小さな習慣は馬鹿にする対象になったわけです。

しかし、専門学校を卒業して不本意ながらサラリーマンにとして就職し、夢と現実の狭間で鬱屈とした生活を余儀なくされたとき、現状から脱するために藁にもすがる思いで小さな習慣から見直すことにしました。これまでロックスターに教わったやり方でうまくいかなかったのだから、その逆を試してみようって。

それは予想を超えた素晴らしい結果をもたらしてくれました。そのすべてはこの愛すべきブログに書き連ねてきた通りです。

佐々木正悟さんは決定的なきっかけを与えてくれた人のうちの一人でした。彼はあの手この手で取るに足らないと思えるような小さな習慣に秘められたパワーを説いてくれました。些細な習慣がいかに人生を一変させ得るかを信じさせてくれました。

最初は疑心暗鬼だった私も少しずつ彼の話に魅了されていきました。実際のところ、彼は取るに足らないと思えるような小さな習慣にこだわることで、会社に属さずに働きながら家族を養い、日々興味深いブログ記事を量産し、さらには50冊を超える著書を出版されているわけですから。

それは疑い深い私に一歩踏み出させるには十分すぎる裏付けでした。

小さな習慣の「連鎖反応」が予想を超えた結果をもたらす

取るに足らないと思えるような小さな習慣がなぜ大きなパワーをもたらしてくれるのでしょうか?それはある種の小さな習慣が他の良い習慣を誘発させて放射状に生活を高めてくれることがあるからです。

つまり、習慣が「連鎖反応」を起こして予想を超えた結果を運んできてくれるわけです。

最初はほんの小さな習慣だったものが鍵となり、いつしか人生を根底から一変させてしまうわけです。「原因」と「結果」の法則をひくまでもなく、自分を変えることができるならば、外部の環境もまた変えることができるというというものです。

▼小さな習慣がもたらしてくれる大きなパワーについて、佐々木正悟さんはこう語っています。

ただ、小さな習慣が大きな報酬をもたらすことはあまりない。

本書が挑戦したのはそれでした。

小さな習慣でも、大きな報酬をもたらすようにできないか。

習慣を選び抜いて連鎖反応を起こせばいい!

本書で提出した結論はこれです。

やめられなくなる、小さな習慣」 p205 by 佐々木正悟

私も連載しているメディア「CHANGES」では本書の著者である佐々木正悟さんが同テーマの連載を掲載しておりますので、以下の連載をお読みになるのはオススメです。

小さな習慣が人生を変える?

▼もちろん実際に本書を手に取ってみるのもオススメです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。