良い習慣を形成するヒントは最初の一歩のハードルを極限まで下げること

large_1000986005
photo credit: Phil McElhinney via photopin cc

私の愛しいアップルパイへ

それにしても新しい習慣を身につけるための悩みは尽きることがありません。私だってそうです。あなたは私のことをスーパーマンやバットマンのような特別な存在だと思っているみたいですが、私だっていつも習慣化に頭を悩ませています。

やる気に頼っていては、いつまで経っても習慣化できないのが難しいところです。やる気が無くなったときでも実行できるようにしておかなければ、新しい習慣を身につけることは不可能です。なるべく早い段階でしゃっくりをするくらい無意識のうちに実行できるようにしておくことです。

今日は、そんな私がこれから新しい習慣を始めるときに特に気にしていることをお話します。

作業の取っ掛かりで命運が分かれる

作業の取っ掛かりは最も重要です。さぁ作業に取り掛かろうといったときに、少しでも面倒に感じるようだと、やる気が無くなった途端に習慣化の夢が破れます。やらなくていい理由を考える余地が生まれてしまうわけです。

逆に言えば、作業の取っ掛かりを簡単にしておくと、それだけ習慣化が楽になります。面倒な作業にちょっと手をつけてみたら、つい最後までやってしまったという経験は誰もがあるでしょう。

例えば、私はブログを書き始めるまでのスピードには特別な注意を払っています。ブログを書き始めるまでにいくつものステップを踏まないといけないようだと、書かなくなってしまうのです。

▼我がPCでは、Ctrl+Wキーを押すとブログのライティングソフトが起動するようになっています。
image

▼そして、Ctrl+Win+Xキーで記事のテンプレートがペーストできます。
image

※使っているのはこちらの記事でも紹介している「AutoHotKey」と「PhraseExpres」です

これだけなら左手一本で実行できますし、機械的に実行できます。そして、ここまで出来るとちょっとは書きだしてみようかと思うことは多いのです。

実際、今日だってもう寝ようと思ったんです。でも明日書くだろうから左手で2,3キーを打って見出しだけでも作っておこうかなんて思い出したら、この通りです。

思い立ったらすぐ実行できるようにしておく

これはもちろんデジタルツールに限ったことではありません。どんな作業でも新しく習慣を始めようとと思ったら、思い立ったらすぐ実行できる環境を整えるようにしておくのです。

毎日体重を計ろうと思ったら、体重計と記録簿をすぐ使えるようにしておくべきです。毎日楽器の練習をしようと思ったら、1秒でも早く弾ける位置に楽器をスタンバイさせておくべきです。

体重計が押入れの奥底に入れてあったり、楽器が隣の部屋のガラスケースの中にあったのなら、それだけ習慣化は難しくなるでしょう。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。